キムチの本場韓国では、もともとキムチは塩のみで漬けられていました。
12世紀頃、様々な香辛菜類を加え独特な味を出すようになり、さらに18世紀頃には唐辛子も追加、今のような赤いキムチになったと言われています。
韓国でキムチが発達した理由は①野菜を好んで食べていたこと、②塩漬された水産物が薬味として幅広く使われたこと、③キムチ作りに適した白菜が広く栽培されていたことなどが挙げられます。
ちなみにキムチの語源は、野菜の塩漬けを意味する「沈菜(チムチェ)」から、沈菜(チムチェ)→ヂムチェ→キムチェ→キムチという形に変わり、「キムチ」に定着したと言われています。
人間の腸内には、約100種類以上の細菌が生息し、この腸内細菌は消化や便通のみでなく、健康や病気と密接に関わってきます。
腸内細菌を大きく分類すると善玉菌と悪玉菌とに分けられ、善玉菌をはじめとする腸内細菌は①ビタミンの合成、②免疫力向上、③発がん性物質産生の抑制、④外来菌増殖の抑制、等の働きがあります。
対して悪玉菌が増えると老化や大腸ガンの原因の一つになるといわれていますので、できる限り悪玉菌を増やさず善玉菌を増やす食事を心がけることが、腸内のバランスを整える「腸活」への一歩となります。